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循環器科診療

循環器科診療について

循環器科

近年ペットの高齢化に伴い、心臓病の犬猫が増加しています。
犬の場合は心臓弁膜疾患、猫の場合は心筋症が多く認められます。 心臓病は初期には無症状のことも多く、症状が出たときには重症化していることも少なくありません。そのため、早期発見のためには健康診断が重要となります。

当院では循環器科を専門とする獣医師を定期的にお招きしております。我々は専門医のアドバイスを得ながら治療を行なっております。

循環器科の担当獣医師

非常勤獣医師 鈴木 周二
経歴
2010年
東京農工大学農学部獣医学科卒業
2013年
東京農工大学(岐阜大学大学院連合獣医学研究科)卒業
2013年
コジマ亀戸動物病院勤務
北海道大学大学院獣医学研究科附属動物病院 特任助教
2014年
日本獣医生命科学大学付属動物医療センター 助手
2017年
日本獣医生命科学大学獣医外科学獣医外科学研究室 助教
2019年
日本獣医生命科学大学獣医外科学獣医外科学研究室 講師
認定資格

獣医循環器学会 認定医(2018年試験合格)
獣医循環器学会 上席認定医(設立)

所属学会

日本獣医循環器学会(理事・事務局長・認定委員会副委員長・編集委員会委員・倫理委員会委員)
日本獣医麻酔外科学会 軟部組織外科委員会 会計担当

循環器のよくある病気

僧帽弁閉鎖不全症
僧帽弁閉鎖不全症
特徴

僧帽弁閉鎖不全症は、高齢の犬でよく発生する心臓病です。心臓は右心房、右心室、左心房、左心室の4つの部屋に分かれています。僧帽弁とは左側の左心房と左心室の間にある弁のことで、この弁がうまく閉まらなくなることで血液が本来とは逆の方向に流れてしまいます。症状が進むにつれて咳・肺水腫・呼吸 不全・腎不全などが発生し、最悪の場合は死に至ります。

検査や治療法

胸部レントゲン検査にて心臓のサイズや気管・肺の状態を確認します。また、エコー検査にて心臓の弁の状態・内腔の大きさ・異常血流の有無・血流の向きや速さを測定します。心拡大や僧帽弁の逸脱等を以て診断をつけます。内科的治療としては強心剤・血管拡張薬・利尿剤・降圧剤などを投与しますが、原則と して生涯続く対症療法となります。一方、外科手術では人工心肺につなげて心臓を切開し、僧帽弁を修復する手術となります。

肥大型心筋症
肥大型心筋症
特徴

肥大型心筋症は心臓の筋肉が厚くなり、うまく動けなくなる病気です。犬ではめったに見られない病気ですが、猫では極めてよくある心疾患です。猫の場合は遺伝する病気であることがわかっています。

検査や治療法

胸部レントゲン・心エコー検査・血液検査にて診断をつけます。内科的治療による緩和が基本となります。強心剤・血管拡張剤などを用いて、心臓の良好な状態を維持します。また、猫の心筋症では血栓症が頻発します。血栓は足の血管に詰まりやすく、突然後ろ足や前足が動かなくなります。抗血栓薬による保 存療法・栓溶解剤・血栓除去手術などで血栓の解消を目指します。

検査の流れ
問診・身体検査

飼い主様に症状や発症時期等を伺い、その情報を元に必要な検査内容をご相談します。また、一般的な身体検査(視診・聴診・触診)を実施し、粘膜色や心雑音・呼吸音の確認、心疾患以外の問題がないかを確認します。

問診・身体検査
血液検査

心疾患以外の問題がないか全身状態の確認のために行います。中でも、腎臓は心疾患の影響を受けやすい臓器であり、腎機能の状態によって内服薬を変更することもあります。また、心臓のバイオマーカーを測定する場合もあります。

血液検査
血圧検査

血圧の異常がないかを測定します。心疾患の内服薬の影響が血圧に出ていないかモニタリングにも使用します。

血圧検査
心電図検査

心拍数の確認や不整脈の有無、心臓の筋肉の状態を把握するために確認します。

心電図検査
レントゲン検査

心臓の大きさの確認や、気管や肺に病変がないかを検査します。内服薬の種類を決める時に重要となります。また、発咳や呼吸困難の原因を調べるためにも行います。

レントゲン検査
心エコー検査(超音波検査)

最新の超音波装置を用い、血液の流れや心臓内の観察をするために行います。心疾患の診断とその進行度を知るためには最も重要な検査になります。

心エコー検査(超音波検査)

治療料金(目安)

僧帽弁閉鎖不全症(犬、13歳、5kg、治療期間3ヶ月の場合)

2万円~5万円(検査費・診察費・手術費・薬代など含む)

肥大型心筋症(猫、5歳、4kg、治療期間3ヶ月の場合)

2万円~5万円(検査費・診察費・薬代など含む)

狂犬病予防注射・ワクチン接種・フィラリア予防・去勢・避妊手術・各種外科手術・各種健康診断・ペットホテル・入院施設・専科診療(腫瘍・循環器)・往診

診療動物

犬・猫・その他(要相談)

診療時間

  日・祝
9時~12時
15時~16時
(ねこ時間)
16時~19時

※受付時間は診察終了時間の15分前(初診の方は30分前)までとなります。

※ねこ時間(▲)は猫ちゃん専用の診療時間になります。(予約制)

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